保険と診察・治療費のご請求について

アメリカには日本の国民健康保険に当たる公的な医療保障制度はありません(65歳以上の高齢者を対象としたメディケアや低所得者向けのメディケイドを除く)。したがって、民間の医療保険制度に加入することが必要です。現在販売されている医療保険を大別すると、以下の5つになります。病院・医者の利用可能範囲、保険料、自己負担割合などの点でそれぞれ一長一短があります。

(1)実費給付型プラン (Indemnity Plan)

保険会社の伝統的なプランで、団体の場合通常従業員3名以上から加入可能。このプランの特徴は、加入者(家族を含む)が全米どこの医者・病院でも診療が受けられ入院できる点です(但し、必ず自己負担額があります)。

(2)PPO (Preffered Provider Organization)

主に保険会社により構築・管理されている全米カバーの病院・医者のネットワークです。加入者の希望によりネットワーク外の病院・医者を利用することができるため、実費給付型プランとHMOの中間的制度といえます。ネットワーク内の病院・医者を利用した場合、保険会社と病院・医者間の取り決めにより一般より約10〜20%低いコストで医療サービスが受けられ、さらに実費給付型プランよりも自己負担の割合が低いのが特徴です。ネットワーク外の病院・医者を利用した場合は、実費給付型プランと同様の取り扱いとなります。

(3)HMO (Health Maintenance Organization)

一定地域内の病院・医者を組織化し、加入者に対して料金前払いのもとで医療サービスを提供するプランです。実費給付型プランと異なり自己負担部分が少なく、一定額の会費を支払うだけで医療サービスが受けられるメリットがあります。加入者はHMOに加盟している医者を加入時に指定し、常に指定医の診察を受けないと専門医にかかることができないというデメリットがあります。

(4)POS (Point of Service)

このプランは上記三つが組み合わされたもので、必要に応じて(1)(2)(3)の制度をそれぞれ選ぶことができます。

(5)自家保険制度 (Self-funding Plan)

保険会社の医療保険を購入する代わりに、企業自ら医療保険制度を運営し、かかった医療費の一部または全額を企業が負担する制度です。

この他に、日本からの旅行者、学生、商用目的の滞在者には海外旅行傷害保険を購入するという方法もあります。滞在中の病気・怪我の治療費、死亡保険金、後遺障害などがカバーされ、自己負担額もありません。

ニッポン・メディカル・クリニックでは、診察・治療費はその場でお支払いいただきますが、患者さんがお持ちの保険の種類に応じて保険会社への代理保険金請求も行っております。あらかじめお問い合わせ下されば幸いです。

また、海外旅行傷害保険をお使いの場合は、キャッシュレス・サービスが受けられます。