感染性肝炎

肝臓の炎症である肝炎は、様々な原因によって起こります。アルコールや薬、毒性キノコなどの毒素を別にすれば、最も多いのがウィルスによる感染です。肝炎を引き起こすウィルスは色々ありますが、その中でも特に感染率が高いのが以下の三つです。

A型肝炎:肝炎の中で、最もよく見られるタイプです。感染したり汚染した水や食料を介して、口から体内に入ります。感染後3ヶ月から6ヶ月の潜伏期間を経て、黄疸・発熱・倦怠感などの初期症状が現れます。感染度が高く、急性の病気を引き起こすことがあります。しかし、他人に移ることはなく、命を脅かすような状態に発展することはほとんどありません。

B型肝炎:ウィルス性の肝炎の中で、二番目によく見られるタイプです。非経口的な(つまり消化管を通さない。口からではなく、皮膚・静脈・筋肉などを通して体内に侵入する)感染経路を持ち、血液や体液を介して感染します。性行為で感染することもあります。潜伏期間は1ヶ月から2ヶ月です。A型肝炎との最も注目すべき違いは、B型肝炎はある程度決まった確率で慢性化してしまうという点です。そして肝硬変へと進み、最終的には肝機能停止が起こります。肝移植が必要とされる原因の一つです。

C型肝炎:発見されるのが遅かったため、A型・B型に比べ認知度が低いウィルスです。遅進性の炎症を起こし無症状の期間が長いので、気がついた時には肝硬変や肝機能停止の状態にまで進行している場合があります。B型肝炎と同様、主に輸血や体液の交換、性行為によって感染します。診断は困難で、優秀な医師ですら長期間に渡って発見できないことがあります。

他にも肝炎の原因となるウィルスがありますが、それらに対する理解や認知はさらに低いため、診断は一層困難です。

肝炎(特にC型肝炎)はアジア人によく見られる病気です。したがって、ほんのちょっとした徴候にも気をつける必要があります。当クリニックでは肝炎の早期発見、初期診断と治療に全力で当たっています。



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