胃腸炎

いよいよ夏の到来ですが、細菌やウイルスなどで胃腸炎が起こりやすい季節でもあります。胃腸の病気の多くはウイルスが原因であり予防が困難ですが、通常は症状に限りがあり、2〜3日で治ってしまいます。下痢・吐き気・嘔吐も軽く、ロモティル(Lomotil)・イモディアム(Imodium)・ペプトビズモル(Peptobismol)といった一般市販薬も効果的です。

旅行者が細菌による胃腸炎を起こすことは珍しくありません。症状は軽く、薬を飲むことで大体治ってしまいます。ところが、最近、当院ではもっと深刻な下痢症状の患者さんが増えています。シゲラ菌・サルモネラ菌・カンピロバクターなどの病原性バクテリアに感染した場合などがそうで、ここ二ヶ月の間に火が充分に通っていないチキンを食べてカンピロバクターにやられた患者さんが何人かいました。また、シゲラ菌で赤痢にかかった方もいます。水分補給の点滴と抗生物質の投薬を受けることで回復しますが、病原性の細菌は熱に弱いため、正しく準備・調理された食事を摂ることが大切です。

汚染された井戸水や食物の中に見られる、アメーバ・鞭毛虫などの原生動物も病原体であり、中南米への旅行者がしばしば感染します。これらの病気は、単純な胃腸炎と比べて治療が難しく、様々な症状を引き起こし、時には深刻かつ生命を脅かすものになります。

いずれにせよ、高熱や出血を伴ったり2日以上続く下痢の場合は、直ちに医者の診察が必要です。



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