HIVとAIDSに関してよく訊かれる質問

Q: HIVとAIDSはどう違うのですか?

A: HIVは"Human Immunodeficiency Virus"(ヒト免疫不全ウイルス)の略で、おもに性交渉と輸血を通じて感染します。HIVは人の体内の免疫システムを弱め、治療を受けなければいずれAIDSへと発展します。

AIDSは"Acquired Immune Deficiency Syndorome"(後天性免疫不全症候群)の略で、HIVによって免疫システムがひどく弱められたときに発病する病気です。AIDSにかかった人は、高い確率で様々な感染やガンの危険にさらされることになります。

Q: HIV/AIDSはどうやって治療するのですか?

A: HIV/AIDSの治療は、大きく分けて二種類あります。AIDS関連の感染を防ぐための治療と、HIVウイルスそのものを直接取り扱う治療です。

AIDS関連の感染を防ぐための治療は、コストの割に効果的で、患者の余命を延ばします。具体的には、予防用抗生物質の投与と予防接種がそれに当たります。

HIVウイルスそのものを直接取り扱う治療とは、反レトロウイリス系の薬を組み合わせて毎日飲むもので、患者の免疫システムを守り、余命を延ばします。

Q: 過去五年間で、AIDSの治療は進歩したのでしょうか?

A: 以前は、AIDS患者はAZT(zidovudine)やDDI(didanosine)といった薬を単独で与えられていました。これらの薬には効果がありますが、なお多くの患者がAIDSおよびその合併症で命を失っていました。

最近の研究の進歩はHIVの治療に革命を起こし、初期から症状の進んだ患者まで、これまでよりずっと長期に渡って命を延ばすことができるようになりました。現在、多くの異なったタイプのHIV薬が市場に出ています。これらの薬を組み合わせて飲めば、血中のHIVを判定できないレベルにまで下げることも可能です。この治療法を受けている患者の免疫システムは劇的に改善され、延命できることが分かっています。

Q: その『組み合わせ投薬』治療の欠点は何ですか?

A: 二つあります。ひとつは、毎日定期的に薬を飲まなければならないという手間、もうひとつがコストです。患者によって異なりますが、毎日3〜12錠の薬を飲まなければなりません。そしてそのコストは年間12000ドルにもなります。しかし、研究によると、この治療法はコストに見合うだけの効果があり、命を救うとされています。

また、薬を飲むことで、吐き気・嘔吐・下痢・じんましん・神経病といった副作用が出ることがありますが、これらの症状は軽く、たいてい時間が経過するとともになくなります。

Q: いつ『組み合わせ投薬』治療を始めるべきでしょうか?

A: HIVの専門医(伝染性疾患医)のアドバイスに従う必要があります。まず、かかりつけのドクターに相談するとよいでしょう。



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